2025年9月スからタートしたNHK朝ドラ「ばけばけ」。
放送直後からSNSでは「ばけばけは面白くない?」「つまらない?」「画面が暗いから見づらい」「脚本家は誰なの?」といった疑問や感想が飛び交っています。
実際に見た人の中には「雰囲気が独特で好き」「静かな世界観に癒される」と感じた人もいれば、「暗くて内容に集中できない」「テンポが遅くて退屈」と感じた人もいます。
評価が大きく分かれている作品なんです。
今回は、そんな「ばけばけ」に寄せられる“面白くない・つまらない説”の理由や、画面が暗い演出の意図、そして脚本家・ふじきみつ彦さんの作風について、実際に見た感想も交えて分かりやすくまとめていきます。
ばけばけは本当に面白くない?つまらない?
正直に言うと、好みが分かれる作品です。
初回から「テンポがゆっくり」「派手な展開がない」と感じて離脱した人もいます。
ただし、朝ドラは3カ月〜半年かけて物語がじっくり進むものです。
「ばけばけ」も、すぐに盛り上がるというより、徐々にキャラクターの心情に寄り添っていくタイプだと思います。
ネット上では「地味で眠くなる」という意見の一方で、
- 耳なし芳一などの怪談を題材にしていて新鮮
- 静かな演出が逆に心地よい
という声もあります。
私も実際に見てみましたが、確かに最初は少し退屈に感じました。
でも、映像やセリフに余白がある分、登場人物の感情を想像できるのが面白いと感じました。
ばけばけの画面が暗いのは「時代背景」と「演出」のこだわり
ばけばけの画面が暗いのは制作側のこだわりです。
多くの視聴者が「ばけばけは画面が暗くて見づらい」と感じています。
特に朝ドラは朝の忙しい時間に見る人が多いので、暗さは大きなネックになります。
明治初期が舞台のため、蛍光灯はなく、照明はろうそくや行灯でした。
そこで あえて天井からの照明を使わず、窓や玄関からの自然光やろうそくの明かりだけを再現 しています。
さらに、カラーグレーディングでは「真っ黒」ではなく「軽やかな黒」「クリーミーな暗さ」を演出。
暗い中にも温かさや深みを出そうとしているんです。
確かに、最初は「暗くて見えにくい」と感じますが、見慣れると独特の雰囲気に引き込まれます。
私も見るうちに「あ、これが“ばけばけ”の世界観なんだな」と思えるようになりました。
ばけばけ脚本家はふじきみつ彦さん
「ばけばけ」の脚本を担当しているのは ふじきみつ彦さん。
名前を聞いてピンと来ない人もいるかもしれませんが、NHK「阿佐ヶ谷姉妹ののほほんふたり暮らし」で橋田賞を受賞している実力派です。
ふじきさんの作風は、
- 派手な事件や大きな波乱よりも、普通の人の日常を丁寧に描く
- 人物の内面や小さな感情の揺れに注目するというスタイル。
代表作には「デザイナー渋井直人の休日」「きょうの猫村さん」などがあり、淡々とした会話や日常の細部にユーモアを見出すのが得意です。
だから「ばけばけ」も、怪談や妖怪を題材にしながらも、人間の心の奥行きを描くことを狙っているのだと思います。
ばけばけはキャスティングに違和感?評価は分かれる
SNSでは「主人公トキの幼少期の描写が短くて感情移入しにくい」や「小泉八雲夫妻のキャスティングがしっくりこない」といった声も。
一方で主演の 高石あかりさん の演技は「透明感がある」「静かな役に合っている」と好意的に受け止められています。
キャスティングに関しては、まだ物語が序盤ということもあり、今後の展開次第で印象が変わるかもしれません。
ばけばけ朝ドラにしては異色?「静かな世界観」をどう受け止めるか
朝ドラといえば、明るくて前向きなストーリーが定番。
朝の時間に「元気をもらえる」「笑顔になれる」ことが期待されます。
しかし「ばけばけ」は、静かで暗めの映像、怪談が題材という異色の作品です。
そのため「朝ドラらしくない」と感じる人が一定数いるのも自然です。
ただ、異色だからこそ「新しい朝ドラ体験」として楽しめる人もいます。
静止画を使ったオープニングや独特の映像美は、実験的で新たなチャレンジです。
私は「朝からちょっと怖い話?」と思いつつも、落ち着いた空気感に逆に癒される部分もありました。
まとめ|ばけばけは「面白くない」と感じる人もいるけど
「ばけばけは面白くない?つまらない?」という疑問を整理してきました。
- 面白くないと感じるのはテンポの遅さや画面の暗さが理由
- 暗さは演出であり、明治初期の生活をリアルに再現している
- 脚本はふじきみつ彦さんで、日常の細やかな人間描写が持ち味
- 評価は分かれるが、静かで独特な世界観が魅力でもある
結局のところ「ばけばけ」は好き嫌いが分かれる作品です。
でも、挑戦的でありながら丁寧に作られていることは間違いありません。
もし「つまらない」と感じてしまった人も、数話だけでも見続けてみると、新しい魅力に気づけるかもしれません。
私は「朝ドラ=元気になるもの」という固定観念があったので、最初は戸惑いました。
ですが、だんだん「静かな朝の時間に合うドラマ」として楽しめるようになりました。





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