レモン彗星は日本全国で見れる?何年に一度?観測時期・方角・おすすめの見方まとめ

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2025年秋、日本全国で“奇跡の天体ショー”がやってきます。

約1350年ぶりに地球へ接近するレモン彗星(C/2025 A6)が、10月〜11月にかけて観測できるチャンスです。

しかも次に見られるのは西暦3400年代とも言われており、今回がまさに一生に一度の貴重な瞬間です。

この記事では、レモン彗星がいつ・どこで・どんなふうに見えるのか、日本全国での観測条件やおすすめの見方をわかりやすく解説します。

レモン彗星はいつ見れる?【全国共通の観測時期とピーク】

全国での観測のピークは2025年10月21日(火)新月の夜です。

  • 9月中旬〜11月中旬:全国で観測可能
  • 10月21日(新月):最接近日&ベスト条件
  • 10月下旬〜11月上旬:尾が広がり、暗い場所なら肉眼でも観測チャンス
  • 11月下旬以降:太陽に近づきすぎて観測困難

日没直後から1〜2時間が勝負の時間帯で、特に18時〜20時ごろが最適です。

私は流星群を見に行ったとき、都会ではほとんど見えませんでしたが、郊外に移動しただけで一気に星が増えて驚いた経験があります。

今回も「場所選び」が重要になるでしょう。

レモン彗星は何年に一度?【1350年周期の超レア彗星】

1350〜1400年に一度しかやってこない長周期彗星です。

  • ハレー彗星:約76年周期(人生で1〜2回見られる可能性あり)
  • レモン彗星:約1350年周期(次は西暦3400年代)

つまり、今回を逃すと一生見られません。

私は「次もあるだろう」と思っていたのですが、調べれば調べるほど「絶対に今回見ておかなきゃ」と感じました。

レモン彗星は全国でどう見える?【地域別の観測条件】

全国どこでも見えるが、空の暗さがポイント

  • 北海道・東北
    空気が澄んでいるため条件良好。冷え込みが強いので防寒対策をしっかり。
  • 関東・中部
    都市部は光害が強いので、郊外や高原へ移動がおすすめ。
  • 関西・中国地方
    西の空がひらけた場所(海沿いや山の展望台)がベスト。
  • 四国・九州
    比較的温暖で観測しやすい。西〜北西方向の低空が見やすい海岸線がおすすめ。
  • 沖縄
    緯度が低いため空が広く、観測条件は良好。天候が安定すれば最高のスポット。

私は中部在住ですが、わざわざ郊外の天文スポットまで行く価値はあると思っています。

特に西〜北西の空が開けている場所を狙いましょう。

全国おすすめ観測スポット

彗星観測は「光害の少ない場所」「視界のひらけた西の空」がポイントです。全国のおすすめスポットをランキング形式で紹介します。

1:阿智村(長野県)

  • 「日本一の星空」として有名
  • 標高が高く空気が澄んでいる
  • 都心からもアクセス可能

2:美瑛町・富良野(北海道)北海道知床(知床峠展望台など)

  • 広大な大地と澄んだ空気
  • 西の空が開けていて観測条件◎

3:石垣島・西表島(沖縄)

  • 日本で最も星が美しい島の一つ
  • 観光とセットで楽しめる

4:阿蘇山・久住高原(熊本・大分)

  • 標高が高く雲海の上から観測できる日も
  • 星空観測イベントも多数

5:奥多摩・秩父(東京・埼玉)

  • 都心から車で2時間程度
  • 手軽に行ける「穴場スポット」

6:兵庫県立大学西はりま天文台

7:山梨県山中湖村など関東周辺の星空スポット

💡どの場所でも、西側に建物や山がない場所を選ぶのが重要です。

レモン彗星は肉眼で見える?【明るさと観測のコツ】

肉眼でも可能性あり。ただし双眼鏡が安心。

  • 予想最大光度:4等級前後
  • 暗い星が肉眼で見えるのは5〜6等級程度
  • 都市部では難しいが、田舎なら肉眼でも尾が見えるチャンスあり

おすすめは7倍〜10倍程度の双眼鏡

天体望遠鏡よりも手軽で、広い視野で彗星の尾も観察できます。

また、ナイトモード対応のスマホで撮影すれば、肉眼では見えない彗星も写真に写せる可能性が高いです。

私は流星群のときにiPhoneで試して「意外と撮れる!」と感動しました。

レモン彗星の見える方角と時間帯【観測ガイド】

西〜北西の低空をチェック!

  • 10月中旬〜下旬:西〜北西の低空(方位角260°〜310°)
  • 10月末〜11月上旬:北西から北の低空へ移動
  • 高度10〜15度=地平線近く
  • 時間帯:日没直後〜2時間(18時〜20時頃)

ビルや山で西の空が隠れていると見えないので、できるだけ視界のひらけた場所を選びましょう。

レモン彗星はどんな姿?【緑色に輝く幻想的な彗星】

緑色に輝く尾を引く姿が期待される

  • 太陽光でガスやちりが輝き、緑色っぽい光を放つ
  • 10月下旬はオリオン座流星群と時期が重なり、共演の可能性あり

「彗星+流星群」という奇跡の共演は、SNSでも話題になること間違いなしです。

私自身もワクワクしていて、絶対に撮影して残したいと思っています。

レモン彗星の名前の由来【果物のレモンではない】

アリゾナ州の「マウント・レモン天文台」で発見されたため

2025年1月3日、アメリカのマウント・レモン天文台で発見され「Lemmon」と名付けられました。

果物のレモンとは関係なく、むしろ緑色に輝くのが特徴です。

ちょっと意外で面白いですよね。

スマホでレモン彗星を綺麗に撮る方法【初心者向け】

三脚でスマホを固定し、ナイトモードや長時間露光アプリを活用するのが一番簡単で確実です。

① 三脚&スマホホルダーを用意する

手持ちだとブレて星が線になってしまいます。1000円前後の簡易三脚でOKなので、スマホをしっかり固定しましょう。

② カメラ設定を夜空モードにする

  • iPhoneなら「ナイトモード」
  • Androidなら「夜景モード」「星空モード」
    が便利。自動で長時間露光してくれるので、初心者でも星が写りやすくなります。

③ 明るさ(ISO)とシャッタースピードを調整

標準カメラでは限界があるので、アプリを使うとさらに綺麗に撮れます。
おすすめアプリ:

  • Halide(iOS)
  • Lightroom Mobile(iOS/Android)
  • Camera FV-5(Android)

ISOは800〜1600程度、シャッタースピードは5〜10秒が目安です。

④ 暗い場所で撮る

都会の街明かり(光害)が強いとスマホではほぼ写りません。

郊外や田舎に移動するだけで撮影成功率が格段に上がります。

⑤ 連写してベストショットを選ぶ

同じ設定でも写り方が違うので、数十枚撮ってから一番良い写真を選ぶのがコツ。

私は流星群を撮ったときも「奇跡の1枚」は大量の失敗の中にありました。

💡 ポイント

  • ズームは使わない(画質が荒れる)
  • 彗星+風景(山や海)を一緒に入れると映える
  • SNS投稿用ならLightroomで色味を調整すると映え感UP

まとめ|レモン彗星は全国で見れる“一生モノ”の天体ショー

  • 2025年10月〜11月、日本全国で観測可能
  • 最接近日は10月21日(新月で最高条件)
  • 周期は1350年、次は3400年代=一生に一度
  • 明るさは4等級前後、肉眼も可能だが双眼鏡推奨
  • 観測は西〜北西の空、日没後2時間以内がベスト
  • 緑色に輝き、オリオン座流星群との共演も期待大

私は今回、全国で同じ空を見上げられるという点にも魅力を感じています。

北海道でも沖縄でも、同じ夜空に「一生に一度の彗星」が現れるなんてロマンがありますよね。

ぜひ予定を空けて夜空を見上げてみてください。

きっと一生忘れられない思い出になるはずです。

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